2008-10-05

【書評】読書進化論 勝間和代

10月4日にやっとAmazonから本が届きました。
もう発売されてから3日たっており、読書感想文もBook Loversに続々と投稿されている様子を見ていたので、早く読みたい感がかなり高まっており、3日水を飲んでいないかのようにゴクゴクと読みました。

【本とウェブの違いは何か】

本が優れている点について、非常に納得できる論理で説明されてました。
  • 質:情報が厳選されている
  • 編集力:情報が整頓されている
  • 安価:固定費なし、時間の費用対効果がよい
ウェブについて、
「ページの内容がクオリティの高いものかどうかの判断がつきません。(P.17)」との一文を読んで、ちょうど、10月3日にCEATEC http://www.ceatec.com/ という展示会を思い出しました。

【良質なコンテンツはコンピューターに見分けられるか】

  独立行政法人 情報通信研究機構 のブースで発表されていた
  1. 概念辞書とそれを用いた検索支援
  2. Web情報信頼性分析システム
です。

1.は、自分が気になるキーワードに関連したワードをWebから自動で獲得し、マインドマップ的にリンクされた状態で表示されます。引っかかったキーワードの類義語もたくさん出てきてました。人が数人でブレインストームしてもなかなかここまでは、出てこないかな、という印象でした。
デモでは「あじさい」と入力し、そのリスク的キーワードとして「食中毒」というワードがひっかかってきていました。レストランであじさいの葉っぱを料理の下に引いてを提供し、客がそれを食べ、食中毒になった事件がありましたよね、知らなかった人でも、その事件について知ることができます。

2.は、検索結果として表示したページの信頼性を評価するツールでした。基準となる項目は、
  • こちらから取れる連絡先(住所、電話番号)の記載
  • 匿名でないか
  • 広告の量
などで、内容の分析・抽出もできるようでした。
※項目を自分で設定できるか、信頼度の表示結果については不明です。勝間さんのおっしゃるとおり、アウトプットしようとすると、よくわかっていないことが判明しますね。もう少しちゃんと見てくればよかったです(反省)。

これらのツールの発想で発展すれば、「編集ツール」として、ウェブと本のギャップを少し埋めることができるかも知れないなあなんて思いました。

【私の感じるウェブ側の利点】

私は迅速性ウェブの利点と考えます。勝間さんも、

「いろいろな新しい情報を仕入れるのはいい(P.30)」

と書かれてます。本当にその通りです。

私は、映像制作やそのシステム販売に昔、関わっており、国内、海外問わずCMなどで話題になった映像について、どのように制作したのかをお客様から質問されることがよくあり、その最新のテクニックやどういうシステムの機能か、それをどのように使ったかなど、ウェブで情報収集をしていました。

それらの情報は知りたい人の絶対数が少なく、雑誌に掲載される(書籍にはならない)頃には、業界の人は「あーもう知っている」という状態になり、どうしても迅速性に欠けていたと思います。淘汰されるべきコンテンツだったということでしょうが、
企画され、洗練され、書かれ、印刷されるまでには時間がかかり、旬が過ぎるというような種類の情報と使われ方もありますよね。
コンピュータテクノロジーとかセキュリティーがらみとか、コンピュータウィルスに関することなどはいかがでしょうか?

【知れてよかった本屋さんの話】

リアル書店に働く方々のお話しは、言葉や世界を知ることができ、楽しかったです。
  • 本の本籍地→今度書店を訪れたときに観察してみます。
  • スリップ→ディスカバーのスリップは幅が広いんですね。Amazonで購入すると、フリップついたままですので見てみます。
また、「はてブ」および「はてブトルネード」については、これまでの勝間さんの著書にも出てきていた言葉でしたが、やっと詳細が具体的にわかりました。(P.46 最終行から)

【子供向けの本から学べる?】

「難しいことを徹底的にやさしく書く作業は大変です。(P.53)」とあります。
最近では、ビジネス書を子供向けに書いた本もありますよね。
幸い子供がいて、「長女が大きくなったら…」など購入理由がありますので、折りを見て入手し、内容を吟味してみたいです。
ドラッカーも「13歳からの…」にしたら面白いでしょうか。ちょっとやってみたいですね。
ちなみに私が勤務している会社の社長も、社長就任が決まってからドラッカーを読み、感銘を受けたと、雑誌のインタビューで答えていました。

【追記】
それにしても、今回ばかりはAmazonで発注したのを後悔しました。予約をした時期が遅かったのか、発売日から3日遅れで届きました。
「日本を変えよう」のときにもそうでした。発売日の朝、本屋にいくと勝間さんの本の発売日で平積みされており、目の前に読みたい本があるのにAmazonで注文しているから買えない、というジレンマに陥ってました。そして、数日の間、帰宅後、勝間さんのブログを見ると、みんな続々と感想を寄せている、なのに自分の手元にはまだ本がない、といういらいら感と共に過ごしました…。

次回から、新書予告が出たら発売日をしっかり確認し、リアル書店がよいのか、ネット書店がいいのか考えます。

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